「小さな群れよ、恐れることはありません。あなたがたの父は、喜んであなたがたに御国を与えてくださるのです。」ルカの福音書 12章32節

「恐れなさい」5節。
「恐れることはありません」7節。
と、イエス様は語ります。同じ神様に対して、反対のことを教えているように思えますが、そうではないのです。
恐れなさいとは、神様を信じて崇め、神様のことばに信頼することです。
恐れることはないとは、神様に愛されていることを信じて、神様に従うことです。
しかし、神様を信じない者は、恐れなければならないのです。何故なら、神様はすべての人をさばく権威と力を持っておられるからです。
神様を信じない人は、それは自分の罪を認めないでそのまま放置している人です。
ですから、必ず罪が暴かれてさばきを受けることになります。そのことは恐れて、態度を変える必要があります。

しかし、小さな群れである人、即ち、他の人と比べるのではなく神様の前に罪を告白して、愛と義を求める人は、さばきを恐れる必要はありません。
その人が、御国を受け継ぐことを神様がよしとされて、神様は喜んで与えてくださるからです。
さばきではなく恵を見るのです。

私たちは、さばきという報いを恐れたりすることなく、神様を神様として信じて従うことで御国へ入る約束という恵を見据えて日々を神様に信頼と期待して歩み続ける者でいることが大切です。
信じて歩む人の存在を、神様は喜んでくださっているからです。

シャローム