「イエスは彼女に言われた。「マリア。」彼女は振り向いて、ヘブル語で「ラボニ」、すなわち「先生」とイエスに言った。」 ヨハネの福音書 20章16節
イースターの朝です。
十字架の死から三日目となる日曜日の朝の出来事を記します。
四つの福音書の中で、私がもっとも麗しい場面だと感じます。
そして同時に、主イエスに私も愛されているのだと感じるのがこのヨハネの箇所です。
マリアが見た空の墓は、空虚さと絶望をマリアに突きつけたことでしょう。
悲しみの底に突き落とされたマリアに声をかけ引き上げてくださるのは、イエス様の声でありイエス様の愛です。
多くの説明は要りません。言葉も数多く必要ありません。
「マリア」
この一言をかけられることで、マリアはすべてを知るのです。
「ラボニ」
返事もこの一言で良いのです。
愛する方、愛する先生との返事は、信仰の告白であり感謝と喜びの声です。
私たちもイエス様の声を聞いて、振り向き、答えましょう。
私たちは見るべき方向を間違えないようにしたい。
真っ直ぐに主イエスの方へと振り返って、私も「ラボニ」と答えたい。
シャローム