「イスラエルの子らが主に叫び求めたとき、主はイスラエルの子らのために一人の救助者を起して、彼らを救われた。〜」士師記 3章9節

イスラエルの子らとは、主が愛して選び出し、約束の地へと導き入れた子ら、イスラエル人、そのすべての子孫です。
何故彼らは、叫び求めたのでしょうか。
主の命令を破り、偶像の神々を愛して、主の目に悪を行ったからです。6〜7節。
しかし、主の燃える怒りによって、苦難を経験したときに、自分たちの悪、罪を認めて主に助けを求めて、叫んだのです。

他の神々の力を頼ったり、占いや不思議な力を求めたりしないで、主に叫び求めたことは、正しいことでした。
すると主は、不思議な力を振るって、敵を一掃し苦難を取り去るのではなく、彼らの中から救助者を起してくださったのです。
主に信頼して、主に仕え、主を頼る人が、イスラエルの子らを救助する人として立てられたのです。
士師、さばきつかさです。

主は、主に叫び求める人を見捨てることはありません。
必ず救い出してくださいます。
ここではオテニエルがその人です。しかし、彼の特別な力がイスラエルの子らを救い出すのではありません。
主が救い出してくださるのです。
主に叫ぶとき、主は道を備え、ふさわしい人、主が定めたときに、主が救ってくださるのです。
オテニエル、救助者は主に用いられる幸いな人です。
しかし、救ってくださるのは主です。私を愛してくださる主です。
あなたは苦しむとき、悩むとき、悲しむとき、ちゃんと主に叫び求めていますか。
主は、あなたの叫ぶ声を待っていてくださる。

シャローム