「あなたがたのたましいのために宥めを行おうと、主に奉納物を納めるときには、富む人も半シェケルより多く払ってはならず、貧しい人もそれより少なく払ってはならない。」出エジプト記 30章15節 (2017新改訳)
祭壇でささげるときの「香」の作り方やささげ方など、主にささげ物をするときの方法が主から示されます。
異なった香を用いることはしてはならず、異なったささげ物を主の祭壇でささげたり、勝手にぶどう酒を注ぐことも禁止されます。
そしてこの15節では、主に納める奉納物としての償い金を納めるときの規定です。
ここで心に留めたいのは、主が何故半シェケルと定めたのかということです。
金額が問題ではなく、納め方です。
富む人は、もっと多く納めることができます。
納めたいと思うかも知れない。
貧しい人には、数々の別の方法が定められているささげものがありますが、ここでは富む人と同じ金額が示されます。
ささげるための半シェケルは、必ず主が与えてくださいます。そこは信じるのです。
心を留めたいのは、同じ金額であるということです。
多くささげることが、主をたくさん愛することにはならないということ。
ここでは、貧しくて足りませんからささげられないと、訴えることも避けなければなりません。
主のことばに従うことが主への献身、信仰の従順を表します。
主は、必要なものを与えてくださいます。
また、多くささげたいと願うならば、その機会もまた与えられるのです。
しかし主の祭壇でのささげ物は、主が命じた通りにするのです。
私たちが決めるのではない。
私は多くささげると、決めたから、多くささげた分が主への信仰の証し、愛することにはならないのです。
主に従うことが求められます。勝手なささげ方は、主に近く行くことにはならないのです。
最初に、主に聞き従い、ささげます。
そして与えられた恵みと使命に生きるときに、もっと多くささげて献身する機会があるのです。
従順に確かに従うときに、次の恵みと機会が与えられます。
シャローム