「従順な子どもとなり、以前、無知であったときの欲望に従わず、」 ペテロの手紙 第一 1章14節

ペテロの手紙を読みます。この手紙を最初に読んでいた人たちは、苦しみの中にいたのでペテロは彼らを励ましています。
彼らの苦しみは、投獄されたりという迫害ではなく、悪意あることばを聞かされることであったり、また、教会の外にある以前からの風習、慣習といったものからの誘惑があったことです。

誘惑や信仰に対する非難の声に対抗していくのには、従順な子供のようであれと教え励まします。
大人の知恵ではなく、最初に聞いたイエス様の福音を、素直に信じて歩むことが大切なのです。
自分が大人であり、知識があり、立派であるなどと思うなら、間違いなのです。
それは神の前には無知なのです。

自分は無知であると、素直に認めることができる人は、素直に神のことばを聞けるのです。
むしろ何も知らない子どものように素直にイエス様のことばを聞くことができるならば、それが神の知恵を知ることになるのです。
従順は、私が以前知っていたと思う知識に勝る恵の知恵です。

シャローム