「彼らはモーセが告げたとおり、近づいて行き、長服をつかんで彼らを宿営の外へ運び出した。」レビ記 10章5節 (2017新改訳)
アロンの二人の息子が、主が命じたものとは異なる火を主の前にささげて、主のさばきを受けて死んだのです。
彼らを、主の火が焼き尽くしました。
残された者たちは、聖所の前の二人の遺骸を運びます。
身体が焼き尽くされて死んでしまったにも関わらず、身に着けていた長服は焼けていなかったのです。
主の火が、二人の鼻から身体の中に入って、二人を焼いたのだと言われます。
主の火、主のさばきの不思議を覚えます。
主のことばを守ることは絶対なのです。祭司は命がけでそれをするのです。
異なった火をささげた二人が命を失ったのは、自らが招いたこと、罪の結果です。
ここで主は命じます。
家族として、二人の死を嘆き悲しむことをすることは許されます。
主はあわれみ深いのです。
しかし、髪の毛をあえて振り乱したり、衣服を引き裂いて、過度の悲しみを表すことは許されません。禁じられるのです。6節。
主のことばに従うこと。
祭司として、民に良い見本を明らかに示さなければならないのです。
過度の悲しみを表現するのは、主への反逆、主への不平不満を表すことになり、民の良い見本とはなりません。
家族の感情的な悲しみと、主の民、主に従う信仰者として従うべき行動をわきまえなければならないのです。
主のことばに従うとは、そう言うことです。
全能で愛とあわれみ深い方だと、信じて従うのです。悲しみの中にあってもです。
主は、慰めてくださり、再び立ち上がる力をくださるからです。
悲しみの中でこそ、主に従うのです。
シャローム