「主よ、あなたのみもとに帰らせてください。そうすれば、私たちは帰ります。昔のように、私たちの日々を新しくしてください。」哀歌 5章21節

主の厳しいさばきの中に哀歌の執筆者はいます。
自分たちのおかした罪、先祖たちがおかした罪も背負わされているのだと、告白しています。
いなくなった先祖の罪まで背負わされるのは、理不尽だと文句を言っているのではありません。
先祖から今の自分たちまでが、ずっと主の前に罪を重ねてきたのだと、知ったのです。
そして主は、主が愛したイスラエルの民を敵の手に渡し、さばきをおこなうことを決めたのです。

自分たちの罪、自分の罪がようやく分かったこの人は叫びます。
帰らせてください。
帰りたいのです。帰ります。
主を、もう一度受け入れてください。赦しを与えてくださいと、叫ぶのです。

見捨てられたようで、見捨てられてはいないのだと、この人は信じて叫ぶのです。

叫ぶことができるようになったのです。
今、苦しい中で、この人は主の前にいます。主に祈ります。主に叫びます。
主にだけ助けを求めるのです。
そうやって叫ぶことができるのは幸いなのです。

この叫び、この祈りを私も倣いたい。

シャローム