「イエスは彼らに言われた。「パンはいくつありますか。行って見て来なさい。」彼らは確かめて来て言った。「五つです。それに魚が二匹あります。」 マルコの福音書 6章38節
6章の続きです。
五千人を超える人々が、人里離れたところでイエスさまのお話を聞いていたのです。
迷い出た羊のような群れであった人々を、イエスさまは深くあわれみ、教えていたのです。
しかし時刻も遅くなり、弟子たちはこの人々の食事を用意できないことから、早く解散させて彼らが自分たちで食事をしてくることを提案するのです。
しかしイエスさまは、弟子たちが彼らに食事をさせてあげるように命じます。
弟子たちには、多くのお金を用意していませんので、とまどいながらできないだろうことを答えるのです。
するとイエスさまは、手元に何があるのかを確認させるのです。
そこにはわずかなパンと魚しかないことが確認できるのです。
それは弟子たち人の手には、不可能な状況であることの確認となりました。
しかし、この後、イエスさまの手によって、この五千人が全員食べて満腹するのです。
人には不可能なことがあります。
それを知ることも大切です。
ただ無謀な行動をしても解決には繋がりません。
しかし、人の目に不可能なことは神さまの目にはそうではありません。
私たちは、知るべきことを正しく知って、それを解決できる方のもとへ持っていくのです。
イエスさまは私たちをあわれみいつも教え助けようと待っておられます。
この方の下へ持って行く時、不可能なことが私の想像を超える豊かな恵みの時と変わるのです。
五つのパンと二匹の魚を与えてくださるのもイエスさまであり、そしてそれを用いて、私を満たしてくださるのもイエスさまです。
シャローム