「悪に負けてはいけません。むしろ、善を持って悪に打ち勝ちなさい。」ローマ人への手紙 12章21節
21節は、少ない単語だけで簡潔に力強く語っています。
「負ける」という単語は使われていません。「打ち勝つ」という単語だけが使われます。
悪の支配になることがなく打ち勝つ、と言う表現が最初に来ます。
それも「ない」という単語が一番最初に語られて、悪を否定し、悪が打ち勝つことはないのだと強く語っています。
そして次に、良いことによって悪に打ち勝つのだと語ります。
前の文章と合わせて考えるならば、神に愛されている者として神を愛し、謙遜になることが教えられます。。
そして、愛する神に委ねていく。
復讐などを考えることなく、隣人を祝福する生き方をすることを望のです。
そうすることで、悪の誘惑に打ち勝ち、悪に自分の生き方を支配されるようなことがなくなるのです。
その積み重ねが平和な生き方となり、平和を作り、平和を広げて行く人になるのです。
悪いことをしないだけではなく、良いことを積極的におこなう生き方を勧めるのです。
その根本に神を愛し、神に委ねる生き方が勧められています。
シャローム