「主は言われた。「わたしは、エジプトにいるわたしの民の苦しみを確かに見、追い立てる者たちにの前での彼らの叫びを聞いた。わたしは彼らの痛みを確かに知っている。」 出エジプト記 3章7節
ミディアンの地で生活をしていたモーセの前に主が現われて、モーセをエジプトへ遣わす場面です。
燃えているのに燃え尽きない柴を目の前に主と語るモーセです。
「わたしは彼らの痛みを確かに知っている」
主である神様は、私の痛みを知っていてくださる。
それも「確かに」知っていてくださる。
苦しくて、神様に見捨てられたのかと、私たちが悩む時がありますが、そうではないのです。
「確かに見」「叫びを聞いた」と、主は言われる。
主は、愛とあわれみの心を持って私たちをいつも見ていてくださる。
そして痛みを知っていたくださる。
知識のように知っていると、言われるのではない。
痛みをご自分の痛みのようにして知ってくださるのです。
主に、私のことを知ってもらえていることが、私の慰めです。
この慰めは、うわべだけの慰めではなく、やがて苦しみの元から解決し、取り去り、私を平安と喜びへと変えてくれる主から届く慰めです。
「わたしは彼らの痛みを確かに知っている」
このことを私は覚えておきたい。
シャローム