「私は御前に自分の嘆きを注ぎ出し 私の苦しみを御前に言い表します。」詩篇 142篇2節
詩人の周りは敵ばかりです。
詩人よりも敵ははるかに力が強いのです。
詩人が勝利するのは限りなく難しいのです。
決定的に詩人の立場は悪いのです。
もちろん、詩人に非があるのではなく、無実なのに追われるているのです。
そんな中で詩人がすることは一貫しています。揺るぎません。
詩人は、自分の苦しみ、涙、嘆きを主の御前に注ぎ出し、すべてを主の御前に言い表すのです。
主が、詩人の苦しみ、嘆きを知っていてくださると言うこと、それが詩人の慰めであり、力強い助けとなるのです。
人の力を頼りません。人の慰めを求めません。
ただ、ただ主が詩人の祈りを聞いてくださるということ、主が味方であることが、慰めなのです。
私は主にすべてを言い表しているだろうか。
私は主からの助けだけを待ち望んでいるだろうか。
そんなことを詩人に問われている気がします。
シャローム