「すると、娘は父に言った。「お父様、あなたは主に対して口を開かれたのです。口に出されたとおりにことを私にしてください。主があなたのために、あなたの敵アンモン人に復讐なさったのですから。」士師記 11章36節

ひと言で言うならば、エフタの娘の信仰の純粋さが際立つ11章です。
「娘」とだけ記され、その名も記されていない勇士エフタの娘は、父エフタが軽率に口に出したとおりに、自分が、主の勝利への感謝として全焼のいけにえとなることを拒まず、自らいけにえとなりました。
ここ11章は、人々が本当に自分勝手なことを、そのとき、そのときに口にしています。
そこには主への信頼も従順もありません。
もちろん敵対するアンモン人にも誠意もなにもなく、イスラエルを攻撃するのです。

そこに主だけが変わらぬ誠実さとあわれみでイスラエルを助けるのです。
そして、エフタの娘は、その主に対して誠実に答えるのです。自分の命を賭して従うのです。
口を開くよりも、行動で主に仕えて、主をほめたたえたい。

シャローム