「主よ 私の口に見張りを置き 私の唇の戸を守ってください。」詩篇 141篇3節

詩人は主の導きを心から求めています。
詩人の祈りが、焚かれた香のけむりが空へ上っていくように、祈りが天の神の元へ立ち上って届くようにと、願っています。
そして直ぐに詩人は、自分の口を主が見張ってくださり、正しく導いて欲しいと祈るのです。
私たちは、唇の罪を犯しやすい者なのです。
ですから、人を傷つけるような悪しきことばが自分の口から出ないように、導いて欲しいと願っています。

それはこれまで、詩人が不法を行なう者たちの悪しきことばで傷つけられてきたからです。
彼らと同じ罪を犯すことがないようにと祈るのです。

主を呼び求め、助けを祈ると同時に、自分が唇の罪を犯さないようにと、主の導きを求める詩人です。
なんと誠実で愛に根ざした生き方でしょう。
ああ!どうぞ主よ。私の口も見張っていてください。
シャローム