「ヤイルが死んでカモンに葬られた。」士師記 10章5節

5節の前にも、トラが死んで葬られたとの記述があります。
トラ、そしてヤイルが、どのようにイスラエルをさばき、どのような活動をしたかは記されていません。
5節の後も、次のさばきつかさが立ちます。次々と現われます。
それは素晴らしい信仰者が次々と現われて、イスラエルを導いたというのではありません。
さばきつかさが、主によって立てられると、イスラエルの子らはひと時だけ主に立ち返ります。
しかし、直ぐに主を捨てて、偶像の神々、バアルを慕うようになるのです。
直ぐにです。

主の怒りが示されますが、イスラエルの子らは懲りないのです。悔い改めることがありません。
せいぜいそのときだけの後悔なのです。

この10章から分かるのは、人は直ぐに神の愛とあわれみを忘れて、神を捨てて、自分の好きなことを始めるということです。
主が与えてくださった恵みや助けを、簡単に捨てます。
そして主を捨てます。

私たちは今、さばきつかさである士師を待ち望むのではなく、主イエスのことばに従い通して、歩む者になっていきましょう。
直ぐに心を翻すようなことはしないで、主だけを慕い、従い通しましょう。

シャローム