「私の主 神 私の救いの力よ。 あなたは私が武器を取る日に 私の頭をおおってくださいました。」詩篇 140篇7節
「よこしまな人」1節。「悪しき者」4節。
詩人を苦しめる者たちが暴虐を行なって詩人を苦しめています。
この140篇は、そのような人たちからの不当な攻撃や非難から、主が守ってくださることを確信した詩篇です。
ここ7節では、最初に主が自分を救ってくださる方であることを確信をして声を上げています。
その上で、悪しき者たちに対して、詩人は勇敢に立ち向かうことを告白します。
「私の救いの力よ」と「武器を取る日に」ということばは、詩人の自分自身を鼓舞する呼びかけでもある確信のことばなのです。
詩人が、主を信じる者として立ち上がる時、主は詩人を守り、保護してくださるのだと言う確信を歌います。
頭をおおうとは、詩人のすべてを守ってくださることを、大切な頭をおおうという表現で表したのです。
それは詩人が主の守りを確信していることばです。
主の守りがあることを確信しているので、詩人は立ち上がり、悪しき者と戦えるのです。
詩人の主の救いが確かであることを告白して、正しい行動をしようとする助けを求める詩篇であり、確信を告白する詩篇です。
シャローム