「ヨタムは勢力を増し加えた。彼が、自分の神、主の前に、自分の道を確かなものとしたからである。」歴代誌 第2 27章6節 (2017新改訳)

ウジヤ王の後を継いだのはヨタムです。
25歳から16年間王であったと、1節が記します。
そしてウジヤの過ちを繰り返さないで、ただ主の目にかなうことを行ったと、2節が記します。
そして6節で、ヨタム王が、自分の神、主の前に、自分の道を確かなものとしたと、記してヨタム王の生涯を紹介します。

ウジヤも主に背きました。その前の王たちも多くの罪を犯し、治世の途中で心変わりをして、主に背いたのです。
しかし、その人たちの良い業績もあったと、聖書は記して、多くのことばを残します。

ところが、善き王であったヨタムの治世に関しては、わずか9節だけ記すのです。

それはこの6節にすべてが現れているからです。
「彼が、自分の神、主の前に、自分の道を確かなものとしたからである。」
自分の道を確かにするとは、主を信じて、生涯を主に従順に歩み通したということです。
主の背くことなく、聖書のことばから逸れることなく歩んだのです。
そして、主はヨタムの勢力増し加えて、国を安定させてくださったのです。

主を信じて愛し、主のことばに従って生きる道を、自分の道として確かなものとしたのであれば。
それに勝る祝福と喜びはありません。
ですから、他の業績や余分なことを記して、ヨタムを紹介する必要はないのです。
主を信じて、従順に従い通した人。ヨタム。
これを記せば良いのです。
最高のことばが贈られたのです。

私たちも、失敗したり、迷うことがあったとしても、その生涯は、主に従い、自分の道を確かなものとしたと、言っていただける歩みをしたいものです。
シャローム