「あなたは、自分のために大きなことを求めるのか。求めるな。見よ。わたしがすべての肉なる者に、わざわいをくだそうとしているからだー主のことばー。しかしわたしは、あなたが行くどこででも、あなたのいのちを戦勝品としてあなたに与える。」」エレミヤ書 45章5節
これは主が、エレミヤを通してバルクに語ったことばであり、恵みの約束です。
このことの少し前、、バルクは、王たちに対して、エレミヤに代わり主のことばを伝えたのです。
神殿で主の巻物を開き読めば、王と民は悔い改めるだろうと期待して、エレミヤの代理を務めたのです。
エレミヤは狙われており語る機会も与えられなかったからです。
王の悔い改めを期待しました。
しかし、王は悔い改めず、バルクは嘆きます。
しかし、一つだけ、バルクも間違っていました。
主は、ここで恵みの約束を与えるとともに、バルクの間違いを指摘します。
「分のために大きなことを求めるのか」と、主は指摘しています。
それは鋼言うことです。
バルクは、エレミヤの代わりの務めを果たして王が悔い改めた時には、バルクが神殿で重用されて高い地位さえも得られると期待したからです。
悔い改めを迫る、預言者の働きをすることで、他にこの世が与える恵みを期待したのです。
しかし、主はそれは間違いであると指摘まします。
「あなたのいのちを戦勝品としてあなたに与える」とは、彼が主に守られ、永遠のいのちを与えられて生きることを言います。
これに勝る恵み祝福はないのです。
バルクは求めるものを間違えました。
既に恵みの約束はあったのに、主からではなく、王からの褒美を期待したのです。
私たちは、主のくださる恵みを喜び、主に仕える者でいたいのです。
主の約束、恵みは、この世の与えるどんな富、地位、名誉に勝る素晴らしいものです。
主の恵みを知る者となろう。
シャローム