「私はそれを人間から受けたのではなく、また教えられたのでもありません。ただイエス・キリストの啓示によって受けたのです。」ガラテヤ人への手紙 1章12節 (2017新改訳)

今日から、ガラテヤ人への手紙を読みます。
手紙の著者であるパウロは、手紙の冒頭で自分が信じており、ガラテヤの教会の人々も信じている福音の素晴らしさを告白します。
そしてイエス・キリストを救い主と信じる信仰を変質させてしまう人々に対して「のろわれるべきです」とまで厳しことばで語ります。
これは本当に「呪う」と言うことではなく、神様の与えてくださった唯一の福音を変えてしまうような恐ろしく、愚かな行為と、それを行ってしまう人に徹底的に厳しく接する言葉です。

そしてパウロは福音の素晴らしさは、人が作り出したものではなく、人から教えられたものでもなく、神様がご自身でそれを与えてくださったのだと、語ります。
御子であるイエス様が、「神」であるのに私たちと同じ「人」となってこの地上に生まれてくださり、福音を与えてくださったこと。
神ご自身が明らかにしてくださらなければ、神の国の真理と罪から救われることは私たちのものとはならなかったことを語ります。
神が啓示してくださった本物の福音のので、それを受け取った人は神をあがめる(24節)のだと告白します。

どんなに素晴らしい教えに聞こえたとしても、人が作り出したものは、神が啓示してくださった福音とはまったくの別物です。
その教えや言葉には何の力もありません。
しかしイエス様の与えてくださった福音のことばには、神の愛と力が溢れています。
神が私を愛してくださったので、ご自身の命を犠牲にして、ご自身で明らかにして与えてくださったからです。

福音は、人が何かをしたのではありません。なにもしていないし、できないのです。
ただイエス・キリストの啓示によっ現されたので、私は恵によってのみ受け取っています。

シャローム