「さて、イエスの母と兄弟たちがやって来て、外に立ち、人を送ってイエスを呼んだ。」マルコの福音書 3章31節

イエス様の活動が人びとに、広く知られるようになり、評判も出てくると、反対する者、批判をする人も大勢現われるのです。
そして人々から、何か強いられたのでしょうか。
イエス様の母と兄弟たちが、イエス様のところにやって来ます。連れ戻すのでしょうか、それとも苦言を伝えようというのでしょうか。
正確には分かりません。
ここで分かっていることは、イエス様がおられる家までやって来たのに、家の中には入らないで、他の人に伝言をして呼ぶのです。

イエス様は、34,35節で、家の中でイエス様の周りに座り、イエス様のお話を聞いている人のことを「わたしの兄弟、姉妹、母」だと言われます。
その人たちは、神のみこころをおこなう人なのだとも言われました。
イエス様、即ち、神様のことばを聞く人、神さまのことばを求める人が、神の家族なのです。
座ってというのは、イエス様のことを全面的に信頼して、真摯に、素直に聞く姿勢です。

それなのに、母と兄弟たちはこの時は未だ、イエス様を兄とは思っていても、救い主と信じることができないので、立ったままなのです。
自分で、心の中を明かすこともしないまま、他の人を送ってしまうのです。

自分で立っているつもりにならないで、イエス様の前に座り、イエス様が語ってくださることばで立ち上がらせていただきましょう。
たったままでは、大切な愛の言葉を聞き漏らします。
イエス様の周りに大切な友人、家族と一緒に座って聞きましょう。

イエス様が、あなたを呼んでいるのです。聞きなさいと、呼んでいます。

シャローム