「それゆえーイスラエルの神、万軍の主はこう言われるーレガブの子ヨナダブには、私の前に立つ人がいつまでも絶えることがない。」」エレミヤ書 35章19節

それゆえとは、レガブ人とユダの人々との比較を指します。
レガブ人は、主の命令に忠実であり、先祖が酒を飲まないという約束を守り、今もそれを守っているのです。
この時、エルサレムに居たレガブ人は、エレミヤに酒を飲むように言われても、彼らは先祖に倣って、主の命令に忠実に従い酒を飲みませんでした。
主は、それをよしとされ、喜ばれました。

それとは反対に、昔からエルサレムに住んでいたユダの人々は、主が何度も語りかけても、そのことばに従いませんでした。
エレミヤが、酒を飲むように語ったのは、レガブ人がそれを拒み、主の命令に忠実であることを示して、ユダの人々の罪を指摘して教育するためでした。

主のことば、命令に忠実であったレガブ人は、ここで主の前に立ち、主の前に立つ人が絶えることが無いと、主から恵みの約束をいただいたのです。
主の前に立つとは、主人の前に立って奉仕するしもべを示します。
すなわち、レガブ人は主の用いられるしもべだと、主から言っていただけたのです。
それも、この先ずっと絶えることがなく、主に有効に用いられるしもべであると、言われたのです。
これは喜ぶべきことです。
ユダの人々が、主の命令に従わず主から叱責をされるのとは、まったく違うのです。

私たちが今、主の前に立つことができることは、とても大きな喜びなのです。
絶えることなく、主の前に立つ者、立つ家族でいたいものです。

シャローム