「〜神はヘマんに息子十四人と娘三人を与えられた。」歴代誌 第1 26章5節後半 (2017新改訳)

引き続き、25章から。

26章も大切に名前が記されます。
26章は、門衛から始まっています。
そして昨日と今朝開いた25章は、歌の訓練を受けて、宮で奉仕する者たちの名前が上げられていました。

1節、3節には、賛美に合わせて預言する者がいたことが記されます。
賛美とともに主のことばを伝えた奉仕者なのでしょう。賛美と聖書の朗読であったかも知れません。
出エジプトで、海を渡った直後にミリアムが賛美を歌っていますが(出エジプト記 15章21節)、そのような形であったかも知れません。
いずれにしても、宮で、賛美を主に献げることと、主のことばを聞くことが、セットになっていたのは大切なことです。

主に献げ、主から聞く。
主のことばを待ち、主へと賛美の歌をもって答えて、主のことばに従うことを、毎回、現すのです。

そして、その奉仕者の名前と組み合わせが大切に丁寧に記される25章で、一つのことばを見つけて心が留まりました。
名前は記されていないのです。
しかしこのことばは、大切な記述だと、今朝、思うのです。

「娘三人」です。
女性の名前は、このような系図、家のことや奉仕者のことを記す場合は、旧約聖書では、その名前は記されないのが基本です。
ここ25,26章でも、女性の名前はありません。
しかし、ここは家系図を記すのではなく、奉仕者の名前を、家ごとに部族ごとに丁寧に記す箇所です。
そこに娘三人がいたことが記されます。

その意味、価値は何か。
女性も、賛美して、正式に宮で奉仕が与えられていたのでしょう。
モーセの姉、ミリアムに倣って。

男も女も揃って主を賛美します。
そして公平に、主の前に奉仕したのです。
祭司はアロンの子らがします。
しかし、その横に、あるいは宮の別の場所で、娘三人も歌い、奏でで主をほめたたえ、奉仕したのです。
多くの名前の中に、名前は記されていませんが、娘3人の賛美奉仕者がいたことは宝だと感じました。

私たちも、多くの人に中に埋もれているようでも、主の目にはしっかりと見出されているのだと、教えていただきました。
シャローム