「〜あなたがたについては、もっと良いこと、救いにつながることを確信しています。」 ヘブル人への手紙 6章9節

救いにつながることとは、善行を積んだり過酷な修業をして、救いを獲得することではありません。
救いは信仰によるのみです。それは誰でも変わることがありません。
ここで言うのは、救われた人がガラテヤ人への手紙5章22節に記されるとおりに「御霊の実」を結んでいることです。
前の節で語られていたように、折角みことばを聞き信じたのに、直ぐに疑いや堕落してしまうことによって、イバラやあざみを生えさせてしまって、やがてさばきにあってしまうことがないようにすることをおしえるのです。

手紙の著者は読者である信仰者が、隣人や伝道者たちに愛をもって接して助け、自分に与えられている賜物を惜しみなく用いて奉仕していることを知っているのだと語っています。
ですから、間違った教えに惑わされたり、自分が本当に救われているのだろうかと不安になったり、疑ったりしないように忠告しています。
そうではなく、信じた人は、その喜びの先駆けを味わいつつ日々を過ごし、来るべき日、主イエスとの再開の日の完全な喜びに期待して生活するように教えるのです。

信仰は生活に加えるものではなく、生活そのものであって、生きている源となって私たちを前に進ませてくれるのです。
御霊の実をしっかりと結び、それを喜び、用いて今日も過ごしましょう。

シャローム