「アサはその治世の第三十九年に、両足とも病気になった。それは非常に重かったが、その病気の中でさえ、彼は主を求めず、医者を求めた。」歴代誌 第2 16章12節 (2017新改訳)

主とともに歩んでいたはずのアサ王でしたが、いつのまにかその心は主から離れてしまいました。
バアシャ王がアサ王と対立をした時に、アサ王は主により頼むのではなく、アラムの王の力に拠り頼んだのです。
主は、予見者を遣わして、その罪を指摘しましたが、アサ王は、予見者に対して怒りを発したのです。
そしてアサ王は、民の中の心ある人たちを、踏みにじりました。

主は、アサ王が、民の中の心ある人、即ち主を信じる人を踏みにじったので、アサ王の足を打ち、病気にしました。
象徴的な病気です。
踏みにじった足を、主が打たれたのです。アサ王は主の示されたみ心を知るべきでした。

しかし、アサ王は、この病の中でも主を求めないで、医者を求めました。
ここで聖書が示すのは、医者、治療を否定することではないのです。
バアシャ王に攻められた危機の時に、アラム王の力を頼り、求めました。
今もまた、主の助けを求めるのではなく、人の力を頼り、求めたのです。

初め、主を求めて歩んでいたアサ王が、いつの間にか主から離れ、主を求めないで、人の力を求めるようになりました。
気をつけなければならないのだと、教えられます。
私たちは、いつも飢え渇いて主の前に行き、主を求めなければなりません。
主は、求める者に、多くの恵みを持って答えてくださる。
私たちは、力を頼らず、主を求めることをいつも、いつまでも大切にしたい。
健康な時も病の時も、順境の時も逆境の時も、いつも主だけを求めて、頼りとしたい。
シャローム