「まことに私は 私のたましいを和らげ 静めました。 乳離れした子が 母親といるように 乳離れした子のように 私のたましいは私とともにあります。」詩篇 131篇2節
131篇は信頼の詩篇です。主への全き信頼を告白した詩篇です。
1節で、主の前に自分が小さな存在であることを告白してします。
その上で、主に信頼していることを告白します。
2節になると、主に信頼する自分には平安と信頼があることを歌うのです。
詩人は自分のたましいが、乳離れした子が母親とともにいるような、平安と信頼の中にいると、告白します。
それはいつも母親のそばに居て、素直な心で母親を見上げているのと同じ平安と信頼だと言うのです。
そのことを繰り返した表現で強調します。
1節では、自分が小さな存在であることを「及びもつかない大きなこと」「奇しいこと」と、表現を変えて、主の偉大なことを強調しました。
2節では「乳離れした子」を繰り返すことで強調します。
わずか3節の短い詩編のなかで、主への信頼と平安を強く告白するのです。
私たちの主への信頼は、乳離れした子が、実際に母親の直ぐ脇にいて、平安と信頼を持っているように、具体的で実践的なものになっているでしょうか。
主への信頼を賛美しながら、心が乱れているようなことはないでしょうか。
平安だと一日を過ごしながら、主へより頼むことを忘れて自分の力だけで解決してはいないでしょうか。
「私のたましいは私とともにあります」とは、私のたましいが完全に主への信頼と平安のなかにあることを歌うことばです。
生活と信仰の一致が、私の平安と信頼の証しとなるように祈りつつ、詩人を見習いたいと思う朝です。
シャローム