「あなたがたの間で先頭に立ちたいと思う者は、皆のしもべになりなさい。」マルコの福音書 10章44節

弟子のヤコブとヨハネは、イエス様の弟子たちの間で1番、2番になりたいと願って、イエス様に願いを叶えていただこうとします。
他の弟子たちは、それを聞いて腹を立てます。皆、同じことを考えていたのです。
イエス様は、それは父がしてくださることだと教えた上で、このことばを告げるのです。

先頭に立ちたいというのは、弟子たちの間で一番上の立場になりたいということを示します。
イエス様はヤコブの願った言葉を受けて、この様に言って、本当に願い求めるべきものを教えてくださいます。
イエス様の弟子が先頭に立つとは、他の誰よりも謙遜にイエス様に仕えて、誰よりも愛をもってイエス様のことを伝え、証しすることです。

多くの人に伝えれば良いということでもありません。
謙遜に愛をもって仕えるということです。
そして皆のしもべとなって仕えることが、イエス様を証しすることになり、福音を伝えることなのです。
先頭に立ちたいと願うよりも、誰よりもイエス様を愛して、隣人を愛したいと願うことが私を引き上げ、イエス様の近くにいることができるようになります。
先頭になる喜びより、仕える喜びが勝るようになるのです。

しもべになるのは、私たちに仕えるために天から来てくださったイエス様に似ていくということです。そこに平安と喜びがあるのです。

シャローム