「私のたましいは 夜回りが夜明けを まことに 夜回りが夜明けを待つのにまさって 主を待ちます。」詩篇 130篇6節
130篇は、神、主を待ち望む信仰の詩篇です。
詩人は、自分自身の持つ苦悩と苦しめられている逆境の中から神さまを呼びます。
罪を赦してくださる神さまの前に立って、主の助けと恵みを待っています。
5節で「待ち望みます」「待ち望みます」「待ちます」と、繰り返した詩人です。
更に続く6節で「夜回りが夜明けを」「夜回りが夜明けを待つ」と、繰り返したのです。
5節と6節は、ことばを変えて強調します。詩人は強く神さまを待ち望んでいることを訴えるのです。
詩人の信仰は、主からの助けを確信して待つ信仰です。
夜回りは、どんなに苦しい夜、どんなに淋しく辛い夜であっても、必ず夜明けが来ることを知っています。
そして夜回りは、ただ、夜明けを待つのではなく、与えられた大切な夜回りと言う使命を果たしながら待つのです。
そして待ち望んでいる瞬間は近いのです。
一瞬にして訪れて夜の闇を払います。
主の助けと恵みも同じです。
この詩人のように、私は主を待ち望んでいるだろうか。
夜明けの瞬間を経験するように、主の助けと恵みを味わっているだろうか。
待ち望む信仰は、主の助けと恵みを知っている信仰です。
シャローム