「自分のために祭司たちを任命して、彼が造った高き所と雄やぎと子牛に仕えさせたからである。」歴代誌 第2 11章15節 (2017新改訳)

ヤロブアムは、領土の広さでは、ソロモンの子レハブアムが治めるエルサレムとユダに勝っていました。
しかしヤロブアムは、さらにユダといレハブアム王に対抗して、自分を優れた王に見せようとします。
レハブアムは、領土の中に、自分のために祭壇として高き所を造り、雄やぎと子牛の像を安置して、それを拝み、人々にもそれを勧めたのです。
そして勝手に祭司を任命しました。
ヤロブアムは、なんでも自分の思い通りになると考えたようです。

そのようなことがあり、真の神、主だけをあがめる祭司とレビ人たちは、自分たちの放牧地を捨てて、レハブアムの所に来ました。
祭司たちは、レハブアムが主のことばに忠実に従っている間、王を助けます。

自分を高く見せようとし、優れた者であると自ら宣伝するヤロブアムは、真の神、主に、何一つ尋ねようとしません。
主をあがめ、賛美して、主のことばに聞き従おうとはしないのです。

神は、私たちが自分のために造り出したり、いけにえを献げるのではないのです。
そしてどんな立派な像を作ったとしても、神を造り出すことはできません。自分のための神を用意することはできないのです。
そのような行動、行為の先には、祝福も平安もありません。
真の神、主をあがめて、その声を聞き、従うところにこそ、私たちが望むべき幸いがあります。
シャローム