「レハブアムの王位が確立し、彼が強くなると、彼は主の律法を捨て、彼とともにいた全イスラエルもそうした。」 歴代誌 第二 12章1節

レハブアム王は、その治世の中で強くなると、彼は主の律法を捨てました。
順風になり、豊かになり、力が強くなった時に、レハブアム王は主の律法を捨てました。
それは単に律法の書を守らなくなったことでは終わりません。
主に信頼し、主のことばに従うことを捨ててしまったということです。
自分勝手に生きるようになったのです。

私たちは、苦難の時には主を求めても、豊かになり安心すると主により頼むことを捨ててしまう危険があるのです。
ソロモン王国の分裂とそこにヤロブアム王というレハブアム王に敵対する王が登場すると、主のことばを求めます。
しかし、その苦しみが解決すると、心には誘惑があります。
本当に心から主により頼まないと主のことばに従い通すことはできないのです。
いつも、いつでも主に信頼することが大切です。

そして王が、信仰を捨ててしまうと、民もまた主を簡単に捨ててしまうのです。
主によって立てられた王には、民の見本となり導く信仰が必要です。
しかし、主に信頼するよりも、地上の国での強さに目がいって頼みとすると、主から目を離し、主を捨ててしまう危険があります。
その罪は、簡単に広がっていき、長く続きます。

日々のみことばとの格闘と祈りが大切になります。
自分の強さではなく、主に信頼する強さを身につけたい。

シャローム