「そこでイエスは、彼を家に帰らせ、「村には入って行かないように」と言われた。」マルコの福音書 8章26節

湖の向こう岸のベツサイダでの奇跡の出来事を記します。
目の見えない人をイエス様が癒される奇跡なのですが、特別なことがあります。
それは24節では、1段階目とでも言いましょうか。少し見えるようになります。
そして、2段階目として、25節ですっかり直るのです。
私たちが、主イエスに、人間的な出会いを果たし。
次に、霊的な出会いを果たして、完全に信じるようになることを示唆するようです。

1段階目は、この人も人々が連れて来ました。
私たちも、家族に友人に誘われ、あるいはチラシ、ラジオでの誘いによって礼拝に出会い、教会に出会い、イエス様に触れます。
2段階目は、私とイエス様が個人的、人格的な出会いを1対1で果たして、真の出会いを果たして、信じるようになります。
ここは、そんな2段階を見るようです。

そして、イエス様はこの人を家に帰らせますが、村には入らないように命じます。
家は、愛する人との交流に帰らせてくださり、見えるようになった喜びを分かち合います。
しかし、村は、古い生き方、罪の生き方からは離れるようにとの言葉です。
もう、自分から古い生き方、罪の世界に入って行ってはいけないのです。

すっかり見えます。それはすっかり神を信じることができるようになったのです。
ですから、村に入るのではなく、神のことばの下に入って、従うのです。

シャローム