「主はこう言われる。あなたがたは、カルデヤ人は必ず私たちのところから去る、と言って、自らを欺くな。彼らが去ることはないからだ。」エレミヤ書 37章9節
エジプトのファラオの軍勢がエジプトから出てきたことを受けて、カルデヤ人の軍勢が一旦、エルサレムの包囲を解きます。
このような状況を受けて、エルサレムの人々は、エジプトの軍勢が、主の助けであると考えます。
主のあわれみによって、エルサレムは助かるのだと、勝手に理解したのです。
しかし、それは自分勝手な思いに過ぎません。
エレミヤを通して主が語られたエルサレムの滅びは確実に起こるのです。
主のことばを聞いて、悔い改めることがないエルサレムに、そんなに都合の良い助けはないのです。
またしても人々は、自分に都合の良いことだけを受け止めようとするのです。
それは自分自身の信仰をも欺く行為でしかありません。
先ず初めに主のことばを聞いて、罪を悔い改めることから始めなければいけないのです。
主のことばを聞こうとしない人に、主の助けは届かないのです。
大切なことは、カルデヤ人の軍勢、エジプトの軍勢を見るのではなく、主を仰ぎ見て、主のことばを聞くことです。
シャローム