「ナダブとアビフは父に先立って死に、彼らには子がなかったので、エルアザルとイタマルが祭司の務めに就いた。」歴代誌 第1 24章2節 (2017新改訳)

大切な祭司の務めに、アロンの子らが組み分けされて24組に分けられたことを記す24章です。
レビ記10章1節で、アロンの子のナダブとアビフは、主の命じたことに逆らって自分勝手に異なる火を献げて、主に打たれて死んだのです。
それなので、ここで記す通り、大切な祭司の務めは他の兄弟の子らに引き継がれたのです。

また、イタマルの家系は、サウルがダビデを追っている時に、殺した祭司アヒメレクの家系ですから、虐殺されて人数が少ないのかもしれません。
それなので、ここでもエルアザルの方が16組、イタマルから8組が選ばれたのではないかと考えます。

24組の大切な祭司の働きとその組み分け。
大切な場面だからでしょう。主に逆らって新だナダブとアビフのこともしっかりと記録し記憶されるのです。
そして6節では、祭司の組みの一つ一つのことがしっかりと記されたとあります。

主に仕えること。
祭司の使命と奉仕が本当に大切であること。
それらをここ24章は、組み分けと名前を記すことで教えてくれるのです。

この組み分けと名前は、大切なこととして主に覚えられています。
私たちも、一人一人主に名前を覚えていただき、主が与えてくださる使命に生きるのです。
それは誰かと比較するものではなく、一人一人に大切なものです。
そしていつも主の前に帰ってきて、主を礼拝して、使命に活き活きと生きるのです。
主に覚えられていない信仰者はいません。
私たちは名を呼ばれ、名を記されて愛されている者です。
シャローム