「あなたは戒めを仰せつけられました。 それらを堅く守るように。」詩篇 119篇4節
「今日のみことば」は毎朝、聖書の1章を読んで、その章から1節を選んで、みことばを味わい、書き記しています。
今日もそのルールに従うと、長い長い119篇の中から、1節を選ぶことになります。
新約聖書の福音書にも長い章があります。しかし、この119篇だけは少し違っています。
今日は4節を記しました。それは1〜8節までの中から選びました。
119篇は、8節ごとに段落となり、176節まであります。
22段落は、そのまま旧約聖書が書かれたヘブル語のアルファベットの数であり、8節ごとに順番に並びます。
各節の冒頭の単語は、アルファベットの頭文字が同じであり、順番に並んで176節まで続くのです。
「いろは歌」と、呼べるでしょうか。
残念ながら、日本語ではその単語の頭を揃えることはできませんが、ヘブル語の詩は、とても綺麗で整然とした言葉が選ばれています。
そして各段落の8節の中も綺麗な単語、文章になってます。
長いですけれど、繰り返し読んでいただくと、自分にぴったり、落ち着く節が見つかります。お試しください。
さて、今朝選んだ4節がある1〜8節は、アルファベットの最初の「アレフ」が頭に使われる単語で始まる8節です。
この1〜8節には「みおしえ」「さとし」「戒め」「おきて」「仰せ」と言葉を選ばれてます。
そうして、各節で言葉を変えながら「主のことば」に従うことの幸いを歌います。
美しい119篇ならではの表現です。
美しい歌であり、力強い告白なのです。
ここ4節では「を堅く守るように」主が命じたと語ります。
それはそのまま堅く守った信仰者には主の堅い守りと揺るがない恵みが注がれることを告白していることばなのです。
また、主に従う幸いを告白しながら、同時に、見捨てないでくださいと、主を慕い求めるのです。
それは2節でも「サトシを守り」「主を求める」人が幸いであると告白していることにも繋がります。
聖書のみことばを読む時、そのみことばを堅く守るように、堅く読みたいと思う朝です。
シャローム