「あなたがたは羊のようにさまよっていた。 しかし今や 自分のたましいの牧者であり 監督者である方のもとに帰った。」 ペテロの手紙 第一 2章25節

「すべての悪意、すべての偽り、偽善やねたみ、すべての悪口をすてて」と、2章は始まりました。
続くことばからは、主イエスを信じた者が歩むべき道が示されます。
その理由は、主に愛されて、あわれみを受けた者だからと教えられるのです。
そんな2章の結びのことばが、この25節です。

主を信じた者とは「たましいの牧者であり 監督者である方のもとに帰った」人のことだと教えます。
それは旧約の詩人が切に求めたものです。

「私は 滅びる羊のようにさまよっています。 どうかこのしもべを探してください」
詩篇119篇の最後の176節で歌ったことばへの答えなのです、
そして詩人は最後の言葉として「私はあなたの仰せを忘れません」と、歌いました。

私たちは、イエス様の十字架の犠牲によって罪が赦されることを知りました。あわれみを受け取ったのです。
私たちは、イエス様が地上での日々で示してくださった生き方に倣うのです。
イエス様の足跡を追うことが、詩人が歌う「あなたの仰せを忘れません」ということの実践になるのです。

イエス様と言う牧者に帰ることができたので、私たちははさまようことがなくなりました。
そして、聖霊様が日々私たちを導いてくれるのです。監督者とは見張りではなく、守り導いてくれる方です。

私たちは今、イエス様と出会い、イエス様を信じることで、旧約の詩人が必死に求め、イロハ詩と呼ばれる176節にも及ぶ長く深い詩で求めたものを受け取っているのです。
その喜びをしっかりと味わって、歩むべき良い道を京も歩みたいのです。
さまよい、迷いである心配がありませんから、しっかりと牧者イエス様の後を付いて行きます。
そのゴールは御国です。
シャローム