「今日ここで私たちの神、主の前に私たちとともに立っている者たちとも、今日、私たちとともにここにはいない者たちとも結ぶのである。」申命記 29章15節
神、主がモーセと彼の同胞の民と、改めて契約を結ばれるのです。
その契約は、恵みの契約です。
神、主が、一方的に恵みを与えてくださる契約なのです。
不公平な契約です。
神は与え、民は受け取るという契約です。
そして、その契約はこの場にいない者とも結ばれると、神、主は語られます。
この場にいない者とは誰ですか。
遅れてしまって立ち合えなかった人のこと、遠い地に移って行った人ですか。
違います。
ここで神が言われるのは、まだ、生まれていない子、子孫のことです。
二重の恵みが約束されていることばです。
子ども、その子どもと子孫が増えていくことが約束されています。
そして、今、立ち合っている者たちに与えられる主からの恵みが、未だ見ぬその子ども、子孫たちにも等しく与えるという、主の約束のことばなのです。
先の先、見えない先、見えないところにまで、主の恵みは注がれる。それほど大きな恵みなのです。
私たちは、この神、主の大きな恵みと約束を信じて従うのです。
シャローム