「従順な子どもとなり、以前、無知であったときの欲望に従わず、」 ペテロの手紙 第一 1章14節
ペテロの手紙です。
ローマでの迫害が始まる以前に書かれたと思われます。執筆者は使徒ペテロ、苦難を経験してきたペテロは、この頃、苦難を経験している信仰者を励ますために記しました。
従順なこどもとは、もちろん、それはキリスト・イエスのことばに素直に聞き従って歩む信仰者を指しています。
キリストを信じると言うことは、信じた時で終わりではなく、信じた時から始まる生き方があります。
そこには、キリストを信じてはいない人たちからの非難や攻撃があったのです。
そのような苦難の中でも、キリストのことばを一番として素直に聞き従うことが求められています。
そして再臨の主とお会いするその日に与えられる完全な恵みに希望を置いて、苦難の時を耐えるのです。
無知であった時とは、キリストと出会い信じる前の生活を言います。
その欲望に従わずとは、多くの人々がこの世の価値を大切にすることを訴える中で、その声に自分を合わせて行くことがなく、キリストの声に従うことです。
従順とは、盲目的についていくことではなく、希望を持って、苦難や非難と戦いながら、素直な心でキリストの声を求めていくことです。
キリストに従順であることは、そこに戦いがあります。
この世の価値観に惑わされないで、神が与えてくださる恵みに希望を置き歩み続けることが大切になります。
そこには苦難があっても喜び満たされる日があります。
シャローム