「誇る者は主を誇れ。」コリント人への手紙 第2 10章17節 (2017新改訳)
聖書66巻から1つの書を選び、その書を紹介しながら「みことば」を味わっていきます。
66巻をゆっくり読み進めながら、聖書に記された神様の愛について味わっていきます。
今日開いたのは、コリント人への手紙 第2です。
著者はパウロです。
ピリピで書かれたと考えられる。
パウロは、これまでに三度コリントの教会を訪問したと考えます。
そして訪問した時には、かなり厳しいことを言って、コリントの教会の人を悲しませたと思われます。
また、この手紙の前にもう1通の手紙が書かれたようですが、それは今日、失われたと思われます。
厳しいことを語ったパウロですが、それはキリストの教会を愛し、コリントの人を愛するが故でした。
そしてパウロが、ただキリストにだけ仕える伝道者であり、同時に教会のために仕える牧会者であるからでした。
コリントの教会のためにパウロは語り、仕えます。
パウロは悔い改めを勧めます。
それはいのちを得るためでした。また、後悔では滅びるだけですが、主にある悔い改めは、いのちを得させて救いに至らせるからです。
私たちは、この真の悔い改めを知っています。それは幸いなことでした。
ここに誇る者はと、あります。
それは自分の誇り、自分の知識を誇り、業績を誇る者がいたからでしょう。それは正しい姿ではありませんでした。
この17節のことばは、エレミヤ書9章24節にも記されることばです。
主を誇るとは、主を知っていることを一番の喜びとすることです。
そしてその人のことを主は、推薦してくださり宝物であるとさえ言ってくださるのです。
私たちは、いつの間にか自分を誇っているようなことはなかったでしょうか。
主を誇って、生きているでしょうか。
涙ながらに書かれた、パウロのこの手紙を自分の心とたましいに、しっかりと届けて、刻みたい。
主を誇れ。主を誇れ。
それは主を本当に知っている者にしかできないことです。
シャローム