「イエスは彼らに言われた。「子どもたちよ。食べる魚がありませんね。」彼らは答えた。「ありません。」」 ヨハネの福音書 21章5節

十字架の死からよみがえられたイエスさまと再会を果たした弟子たちでしたが、まだ、よ、よみがえられたイエスさまの弟子として歩が始まっていません。
21章では、彼らがもう一度イエスさまとお会いした様子を教えます。
弟子たちは、さまよっているようでした。かつての漁師としての仕事をしたいわけではないはずなのに、ペテロは漁に行くと語り、他の弟子たちも同行します。
しかし、その夜はなにも捕れなかったのです。
その時、イエスさまが湖の岸辺に立たれて、彼らに声をかけます。

その声はこれまでと違い最初に「子どもたちよ」と、呼びかけます。
そして何も捕れず、朝食に食べる魚もない現状を、イエスさまの方から指摘します。
そして彼らに恵みを与え、暖かな食事までも与えてくれます。

イエスさまを離れては、私たちは不足を覚えることばかり、また、不安に思うことばかりです。
しかしイエスさまは、そんな私を見つけ出し、子よ、と声をかけてくださる。
そして必要な恵みを与えてくださる。
空腹を満たし、飢え乾く心を満たし、さまようたましいを導いてくださる。

イエスさまの声に答えて、イエスさまの近くに行こう。
シャローム