「主をほめたたえよ すべての造られたものたちよ。 主が治められるすべてのところで。 わがたましいよ 主をほめたたえよ。」詩篇 103篇22節

103篇は主の恵に対する感謝の詩篇です。
1〜5節は、個人的な感謝と賛美のことばです。
6〜14節は、民の感謝と賛美です。
15節からは、人が主とは違い有限であり、空しい存在あること、はかないものであることを知る人の感謝と賛美です。

個人も、民も、空しさを知っている者も、いずれも人のはかなさにも関わらず、主は恵みを注いでくださっています。
しかも人がはかなく散って行く去って行く存在であるのに、主は、その恵みの契約を子孫の上にまで降り注いでくださるのです。
ですから、本当に主の恵を知っている者は賛美します。

賛美する人は、主との契約を重んじて、主のことばを実践して守ります。
そして声を上げます。
「すべての造られた者よ」賛美せよと、声を上げます。
主が治められるところで、声を上げます。しかし主がこの世界を造られたのですから、主を賛美しないところなどありません。
すべての者が、すべてのところで賛美するのです。

そして最後に詩人は、1節の最初の、一番最初のことばに戻りくり返します。
「わがたましいよ 主をほめたたえよ。」
誰よりも、何にもまさって、わが魂が主をほめたたえるのです。
それがまた、わがたましいの喜びです。
貴方がどうでしょう。
シャローム