「そおで、アブラムは天幕を移して、ヘブロンにあるマムレの樫の木のそばに来て住んだ。そして、そこに主のための祭壇を築いた。」　創世記１３章１８節

主に祝福されて非常に豊かになったアブラムと一緒に行動しているロトもまた豊かになりました。
その結果、家畜に食べさせる牧草などのことが原因から彼らの牧者たちに争いが起きます。
アブラムは、ロトに住む場所を自由に選ばせ、自分はそこから離れた場所へと移ります。
年長者のアブラムが甥を立てて行動したのです。

結果としてロトは彼に目に豊かに見えて、エジプトと比べても豊かな地を選び、罪が深い町ソドムへと入って行ってしまいます。
ロトは、目に慕わしくよく潤っている地を選び、そこへ近づくことを選びました。

それに対してアブラムは、争いを平和に解決し、真に慕わしい地ではなく、主の約束の地を見ています。
そんなアブラムは、主から祝福のことばと約束をいただくと、祭壇を築いて主を礼拝する生活を始めるのです。

豊かな町へ入り込み、豊かさを中心にしたロトがいます。
主の祭壇を真ん中にして、主に従うことを中心にしたアブラムです。

私たちは豊かになっていく時も、貧しさや困難を覚える時も、見るべきもの、生活の中心に置くものを間違えないで、いつも揺れないようにしたい。

シャローム