「主の使いがもう一度戻って来て彼に触れ、「起きて食べなさい。旅の道のりはまだ長いのだから」と言った。」列王記 第1 19章7節 (2017新改訳)

18章でバアルの預言者との対決に勝利したエリヤでしたが、そのことに怒るアハブ王の妻、イゼベルがエリヤを脅し殺そうとします。
エリヤはイゼベルの脅迫の言葉に恐れ、弱気となって逃げ出すのです。
勇気を持って偽預言者との対決に勝利した直後だと言うのに、エリヤは弱くなっています。

そして主に祈ることもできないまま逃げ出すのです。
その時、主は御使いを送って、エリヤを助けます。
御使いは、眠っているエリヤのために、パン菓子と水を用意してくれます。
エリヤは御使いの声で起きると、それを食べるのです。

そして7節で御使いは再びエリヤの元に戻って、彼に触れるのです。

ここに信仰生活を象徴的に見ることができます。
私たちの信仰生活は長いのです。
今日、上手くいっても、明日は悩み、弱気となって主に祈ることも忘れてしまうかも知れません。
祈る力もなくしてしまう日だってあるのです。

しかし主は、私から離れません。主は、私を見捨てません。
声を掛け続けてくださいます。
具体的な助け(ここではパン菓子と水)を、与えてくれます。
その助けは、一度きりではありません。
継続して私に届くのが、主から助けであり、力です。

信仰が弱ると、まるで眠っているように、主の声を聞き漏らしたり、祈ることも忘れます。
だから、目を覚まし置きて、みことばを食べるのです。
パンを食べるように、聖書のみ言葉を読み、聞いて食べるのです。

信仰生活は長い、続くのです。
続くからこそ、恵みもたくさん受け取りますし、彩り豊かな恵みとして味わえるのです。
味わっていきたいものです。
祈りつつ、素直な心で主の声を待ちたい朝です。
起きましたから、主よ、お語りください。
シャローム