「人々が 主の御名をシオンで 主の誉れをエルサレムで語り告げるために。」詩篇 102篇21節

詩人は今、とても苦しみ打ちひしがれています。
3節には「煙の中に尽き果て」とまで声を上げています。
詩人は自分の過去がすべて空しく煙のように消え去っていくようなものだと、嘆いているのです。
しかし、主は変わらず存在しておられるのです。私たちの状況には関係なく、いつくしみ深い方としていてくださるのです。

詩人は主のあわれみと助けを願っています。
けれどもそれはただ自分を苦しみから救って欲しいと言う願いではありません。
エルサレムの町で。その首都で、その宮でいつも主を賛美できるようにと、願っています。
私たちが誰にも邪魔されることなく、どんな状況にも左右されることなく、賛美できるように。
いつも、主を賛美し、主を証しできることを願っています。

自分が苦しみを通っているときでも、悲しみに沈んでいるときでも、いつも変わらず主を賛美できることが幸いです。
いつも変わらない心で主を賛美することができるように。
いつも変わらずに、主の前に行けるように。
私には、賛美の都シオンが与えられており、信仰の中心の地エルサレムが与えられています。
いつも、どこででも変わらない心と信仰で、主の御名だけを賛美しようと思います。
シャローム