「二羽の雀は一アサリオンで売られているではありませんか。そんな雀の一羽さえ、あなたがたの父の許しなしに地に落ちることはありません。」マタイの福音書 10章29節
イエス様を信じて、そのことを告白し証しをする者は、迫害に遭い、時に命の危険さえもあることをイエス様は示されています。
しかし、イエス様はそんな迫害者や神に敵対する人たちを恐れるなと教えます。
恐れるべきは、命を与え命をとる権威を持っている父なる神様です。
そして父は、市場で一番安い食材として売られている雀にさえ目を留めてくださっていると教えます。
一羽ではなく二羽をセットで最低価格で売っているその一羽でさえ、父と無関係ではないのだと教えます。
「父の許しなしに地に落ちることはありません」とは、小さな存在の雀の命が尽きるのにも父は目を留め、父が治めていることを教えるのです。
市場で、二羽一緒でなければ商人の目に留められることがない雀の一羽。
その小さな小さな存在も、父が命を与えて支えておられるのです。愛を注いでおられます。
その雀の存在もこの地上で価値があります。
父なる神様と深く関係しているのです。
いえ、父が関係を結んでいてくださり、愛してくださっているのです。
それならば私たち一人一人を父は雀の一羽よりも、もっともっと価値のある存在として関係を結んで愛してくださっているのだと教えてくれるのです。
現代は市場で売られている雀を見る機会は少ないですが、市場に並ぶ小さな食材を見た時、その存在の1つも父は愛しているという事を覚えておきたい。
この地上は、罪があり、悲しみや苦しみが広がっていますが、父はそれでもお、愛していてくださる。
続く言葉には髪の毛さえすべて数えられていると語ります。私の存在を父は丸ごとすべて愛し、その小さな部分もすべて、すべて愛して目を注いでいてくださるのだと、覚えておきたい。
シャローム