「主はヨシュアに告げられた。「今日、わたしはエジプトの恥辱をあなたがたから取り除いた。」それで、その場所の名はギルガルと呼ばれた。今日もそうである。」ヨシュア記 5章9節

約束の地に入った時、荒野の旅で生まれたイスラエルの全住民は割礼を受けました。
主の命令です。
割礼は、主の恵みがあることを示す行為、儀式です。
主のことばに背いた親の世代は旅の中で亡くなりました。
荒野の旅は、さばきという側面もあったのです。
しかし今、恵の地に入りましたから、新しく恵みが注がれて行くことを象徴的に表す意味で割礼を受けるのです。

しかもその場所は「ギルガル」と命名されました。
ギルガルの語源は「転がす」です。
ここに説明されるように、これまでの罪、そしりが転がされ取り除かれてイスラエルは新しくなったのです。
エジプトからの真の解放、イスラエルの子らの罪が主の恵みによって取り除かれて、新しい地で、新しく恵みの生活が始まったのです。
割礼を受けることは、その恵みに感謝し、主に全面的に従うことを表すものです。
割礼をせよとの命令が主からあることも、この恵みが一方的に主から届くことを改めて思わされます。
私たちは信じて受けるのです。

シャローム