「人々は大声で叫びながら、耳をおおい、一斉にステパノに向かって殺到した。」 使徒の働き 7章57節
ステパノの素晴らしい説教が語り終えた時、人々はステパノに殺到します。
彼を打ち殺して排除するためです。
御使いたちを通して律法を受けていたのに、それなのに救い主を殺したと、指摘されたからです。
説教が素晴らしく、正しい内容であったので、自分たちの罪を指摘されたことが、受け入れることができなかったのです。
罪人だと指摘されたわけです。
罪を認めて悔い改めるか、罪を指摘したステパノを取り除くか、どちらかです。
大声で叫ぶのは、自分の主張ばかりを訴える姿です。
この人は、主のことばを聞こうともしません。
耳をおおうとは、まさに聞くつもりがないことを示します。
彼らは、徹底的にステパノの言葉を聞きたくないのです。
罪を覆い隠すために、彼らはこの後、ステパノを殺します。
罪が罪を生み出し、さらに酷くなるのです。
恐ろしいことです。
主のことばを聞く姿勢のない者は罪を行い、さらに罪を重ねるのです。
私たちは決して耳をおおってはいけないのです。
両方の耳でしっかり聞き、心とたましいでもしっかり聞くのです。
信仰は聞くことから始まります。
シャローム