「あなたがたは同じ思いとなり、同じ愛の心を持ち、心を合わせ、思いを一つにして、私の喜びを満たしてください。」ピリピ人への手紙 2章2節 (2017新改訳)

聖書66巻から1つの書を選び、その書を紹介しながら「みことば」を味わっていきます。
66巻をゆっくり読み進めながら、聖書に記された神様の愛について味わっていきます。

今日開いたのは、ピリピ人への手紙です。

著者はパウロです。
獄中書簡と呼ばれる手紙の一つです。ローマの獄中執筆されました。
ピリピの教会に宛てて書かれ、エパフロディトが手紙を携えて、教会に帰って行ったのです。

ピリピの教会は、パウロの宣教活動を経済的も支えて来ました。
この時、パウロが捕えられていると聞き、エパフロディトを遣わして、獄中のパウロの慰問をしたのです。
ところが、エパフロディトは、ローマに着いてから、重い病気にかかり、パウロに心配を掛けてしまったのです。
今、回復したエパフロディトを送り返すにあたり、この手紙を託したのです。
その内油は、感謝に溢れていました。

その時に、パウロは教会に起きていた会員同士に間に起きていた、或いは起きつつあった対立について記して、一致を勧め。
ユダヤ主義の危険、肉体の割礼について注意をするように訴えます。

キリストの恵みを忘れないように注意するとともに、キリスト・イエスに似た者となるように目指すことも教えるのです。
感謝と愛に溢れる手紙です。
それはイエス様に愛されたことを知っており、それが基準となり原動力となっているからです。
ピリピの教会が、パウロの働きを支えたのも、キリストに対する愛であり。
その愛は地上での生活において実践されかたちとなり、その結果が宣教が進むことに現れるのです。

愛しなさいと、教え勧めることができるパウロ。
苦難を分け合ってくれたと、感謝できるパウロ。
この二つを合わせ持つことは、私たちにも大切なのです。
シャローム