「彼は主の目に悪であることを行い、イスラエルに罪を犯させたネバテの子ヤロブアムの罪から離れなかった。」列王記 第2 15章28節 (2017新改訳)

ソロモン王の後、分裂の王国となった北イスラエルと南ユダです。
罪が国の中でずっと行われ続けています。特に北イスラエルでそれは酷いのです。
北イスラエルが、ネバテの子ヤロブアムに与えられた時に、ヤロブアムは、高きところ、金の子牛を置いて、偶像礼拝を勧めたのです。
その罪は、北の王たちと民から離れません。十戒で厳しく命じられた通りに、罪は何代も続くのです。

しかしそれは一人一人の決断と行動、主への愛によって決まります。
ヤロブアムがどんなに酷い王であっても、その罪から離れ、主の目にかなうことを行いたいと、祈り、行動するなら罪から離れることはできるのです。

主の目に悪を行う人は、罪から離れようとしない人なのです。
ここ15章も「主の目に悪であるこことを行ない、〜罪から離れなかった」と、9,18,24.28節と繰り返し記します。
これでもかと、言うほどに記されるのです。
それはそれほど北イスラエルで悪、罪が広く、深く行われ続けていたことを現します。
同時に、主が、その罪から離れて悔い改めるようにと、いつも見守っておられることを示します。

もし、私たちが罪を犯し、主の目の前から離れてしまって生きようとも、主の目はいつも私に注がれているのです。
主の目から隠れたアダムとエバのようなことがないようにと祈り求めます。
シャローム