「主は私に言われた。「ユダの人、エルサレムの住民の間に、謀反がある。」エレミヤ書 11章9節
主は、ユダに対するさばきをおこなう理由を17節から明らかにしてくださいます。
それは偶像にいけにえをささげ、あがめることでした。
同時に彼らは、主のことばを伝えるエレミヤを暗殺しようとさえしていることを明かされるのです。
このようなことをする彼らに対して、主の怒りがあり、さばきがおこなわれるのです。
エジプトから救い出し、豊かなカナンの地に導いてくださった主を信じないで、偶像の神々を崇め、豊饒を願っているユダの人々を主はさばくのです。
厳しいさばきのことば、厳しい主のことばだと感じます。
しかし、さばきをおこなう理由を示し、また、預言者であるエレミヤを殺害しようとする恐ろしい悪をおこなうことを示す主です。
誰も反論できません。弁明できないのです。
そしてここ11章で、一番驚くのはこのことばでした。
「謀反がある」
主を捨て、偶像を崇めて祈り、預言者さえも排除しようとする人。
それは主に対する謀反なのです。
ただ、神を信じない。主のことばに従わない、ということではないのです。
それは神、主に戦いを挑む謀反なのです。
神である王の王は、謀反を起こすものはさばくのは当然のこと、厳しくさばかれるのは当然です。
謀反人となるか、主のしもべとして主のことばに聞く人となるのか。
シャローム