「その日に主イエスは来て、ご自分の聖徒たちの間であがめられ、信じたすべての者たちの間で感嘆の的となられます。そうです、あなたがたに対する私たちの証しを、あなたがたは信じたのです。」テサロニケ人への手紙 第2 1章10節

テサロニケ人への2番目の手紙です。
この手紙には、著者であるパウロと受け取り手であるテサロニケの教会の信仰者の主イエスが再臨されることへの確信と期待が現われています。
「その日」とは、終末の日です。
主イエスを信じない人には、神のさばきを受ける日であり、世界が終わり、自分自身が滅びる日となります。
しかし、主イエスを信じて、互いに愛し合い、イエス様の言葉を守っている人には、祝福の日となります。

テサロニケの人々は、パウロが伝えて証しをした終末の日のことを信じて、主イエスのことばに聞き従って、主イエスの前にふさわしく歩もうと努めてきたのです。
そこには迫害があり、困難があります。
しかし、そのすべての労苦、悲しみ、苦しみも「その日」には解放され癒されて、祝福されていくのです。
その日には、帳尻が合うから今は耐え忍びなさいと言うことではありません。
その日に、世界中のキリスト者と心を合わせ、互いに愛し合いながら、主イエスを賛美し、あがめることができるのです。
今は、その日の喜びに向かって、それぞれが祈りつつ、支え合いつつ歩んでいるのです。
その歩みは苦しみや迫害の中でも喜びがあることを味わえるのです。
パウロが牢獄の中に捕らえられていても、喜び感謝を失うことはなく、彼の信仰はいつも活き活きとしていたように、私たちもなれるのです。

シャローム