「エホヤダは、主と、王および民との間で、彼らが主の民となるという契約を結ばせ、王と民との間でも契約を結ばせた。」列王記 第2 11章17節 (2017新改訳)

エフーが謀反を起こした後、南ユダはアハズヤが死に、その母アタルヤが王の代わりとなり、アハズヤと同じように主の前に悪をおこないます。
アタルヤは、王の一族全員を滅ぼそうとしますが、幼いヨアシュだけが救い出されます。
ヨアシュを守り、エホヤダはヨアシュを王位に就けます。
その時、アタルヤはヨアシュを取り除こうとするのですが、エホヤダとヨアシュに従う百人隊長によって、アタルヤを殺ろすのです。
こうしてヨアシュが王になった時、ここ17節で、エホヤダは皆に契約を結ばせます。

ヨアシュ王に従うようにではありません。
王も含めた皆が、主に従うことを契約するのです。

主なる神、主こそが、自分たちが従うべき方であることを証しし告白するのです。
一人一人が、主の民となることを告白して、契約を結ぶのです。

偶像を取り除き、偶像の神に仕える者たちを排除して、主だけ仕えることを明らかにします。
王位の争奪ではないのです。
主にだけ仕えることを、王を代表として皆が明らかにすることが、南ユダにおいて一番大切にされるべきことなのです。

自分が何者であるのかと、問われれば、主のしもべ、主の民であると答えるのです。
祭司エホヤダが目指した改革であり、私たちが求める姿も同じです。

神、主は、主のことばを聞いて従う者を、愛する民と呼んでくださり、恵みを注いでくださる。
私は、主の民ですと答えて、主のことばにだけ聞き従う者でいたいものです。
契約は一人とだけ結ぶものです。私は主と契約を結びます。
シャローム