「主のしもべモーセの死後、主はモーセの従者、ヌンの子ヨシュアに告げられた。」ヨシュア記 1章1節
今朝からヨシュア記を読みます。
モーセの死後、後継者となったヨシュアの姿を通して、イスラエルの民がカナンの地へと入って行く、その大切な出来事を記します。
そのヨシュア記の最初の最初に、ごく普通の説明文のような二つの言葉に大切なことが記されています。
「モーセの従者」
ヨシュアは、これまでもカナンの地の偵察の時や、戦いの場面での素晴らしい活躍と主に信頼する姿が記されてきました。
しかし、聖書はヨシュアを後継者として紹介する時に「勇士」とか「戦士」とは、紹介しません。
従者として、モーセに仕え、モーセを助けてきた主を信じる「信仰者」として紹介するのです。
ヨシュアが、主の召されたのは、強い戦士だったからではなく、勇敢だったからでもなく、誠実に仕える人だったからです。
私たちにもそれは大切なことです。
「主のしもべ」
モーセもまた、特別に栄誉ある名前で呼ばれません。
しもべとは、なんでしょうか。
奴隷のように力づくで主人に使われる人ではありません。
主に信頼し、主のことばに忠実に謙遜に仕える人です。
主ご自身に、わたしのしもべであると、呼ばれることはお褒めの言葉であり、愛され信頼されている証しです。
信仰者は、主に謙遜にいつも仕えることができてこその信仰者と呼べるのです。
簡潔で特別でもない言葉で紹介される「しもべ」「従者」の二人の姿こそ、私たちが今、イエス様を信じて歩む日々に目指すべき姿です。
主イエスに「イエスのしもべ」と呼ばれる毎日を送りたい。
シャローム